第5話

赤果実は驚いた。

部屋に籠ってゲームをしていたはずだったのに

いきなり画面が光出して気がつくと外の世界だった。

彼はニートになっていた。

外の世界にまさかこんな形で出されるとは

自分の現状を分析した。

これは異世界転生というやつでは!?

さすがヒキニート、現状を混乱せずむしろ喜んでいた。

あんなリアルおさらばしてこれから俺のストーリーが始まるんだ!

ワクワクしていると

???「貴様は一体何者だ!」

人の型をした火がしゃべっていて燃える槍で実を囲んでいた。

???「我々誇り高きイフリート族の村に新入した貴様は何者だ!」

実「私は赤果実というものです!怪しいものではありません!」

みんな侵入者を警戒し臨戦態勢だ

???「我が名はヒート!イフリート族最強の戦士だ!汝はここに何をしに来た!?敵か!?敵なのか!?」

実「(ヤバい…殺される…)」そんな瞬間だった。

???「グオオオ!」

大きな叫び声と共に大きな影が現れた…

大きな赤いドラゴンである。

ヒート「厄災だ…厄災のファイヤードラゴンだ…」

ファイヤードラゴンが息を吸い、口から火を放った。

辺り一面が火の海になった。

ヒート「おしまいだ…イフリート族は…」

実「おい!あきらめんな!イフリート族最強の戦士なんだろ?イフリートがどんだけ強いか見せてみろよ!」

岩の後ろに隠れながら実は大声を上げた。

ヒート「他人に言うならお前も来い!どのみち死ぬ命だ!」

そう言うと実の腕を無理やり引いた。

実「やだぁぁぁ!死にたくない!」

本気で生きたいと思った瞬間

空から一筋の光飛んで来た

その光は実の腕に止まった。

なんだこれ?リンゴが付いた腕時計?

何か通信が聞こえる

網目緑「もしもし?実くん?聞こえるかい?」

なんで俺の名前を?もしかして神様?

緑「僕だ!緑だ!君の幼なじみの!」

緑?なんであいつが?

緑「僕との約束を果たしてもらうよ!Fウォッチにフルーツチェンジと叫んで!」

これにか?

実「フルーツチェンジ!」

その瞬間ウォッチが輝き自分の姿が変わった

緑「赤く輝く正義の果実、アップルレッド!Aレッドだ!」

実「なんじゃこりゃ!?頭にリンゴがついてやがる!絶妙にださい…」

ヒート「なんだその姿は?勇ましいな!」

ヒート的にはありらしい

ヒート「ファイヤードラゴンを止めるには額の宝玉を割るしかない!我と力を合わせるのだ!」

そういうとヒートがウォッチに入ってきた。

ヒートの力が加わり火の力が使えるようになった。

緑「1のボタンを押して!武器が出る!

指示通りにするとアップルウェポン!と声がし見るとリンゴ型のボクシンググローブが出てきた。

緑「拳同士を二回ぶつけて必殺技を使うんだ!いっけー!」

実「いくぜヒート!フレイムインフェルノ!」

そういうと実は高くジャンプしファイヤードラゴンの額まで回転し突っ込んでいった。

どうやらこの技はフレイムインフェルノらしい。

額の宝玉は割れてドラゴンは小さくなった。

ドラゴンは実が気に入ったようでウォッチに住み着いた。

このウォッチは異世界のものを力に変えてくれるらしい

緑「おおーい!実君!」

実「おまえ緑か!久しぶりだな!」

積話はたくさんあるがようやく1人目の仲間と再開した緑であった。









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