異世界ならヒーローになれますか?

@nisimunmun

第1話

かん!かん!かん!鉄を打つ音がする。

???「はぁ、はぁ、もう少しで完成する!これで世界を守れるんだ!」

話は昔に遡る

この物語の主人公、網目緑は特撮ヒーローにはまっていた。

当日5歳、5人が協力をして悪をやっつける。

かっこよさに憧れた。

ある日の夜のこと網目は夢を見た。

それはこの世の中がある日突然変わってしまうという夢だった。

誰もが助けを求めるが世界にはヒーローがおらず悔しい涙を流すしかないというものだった。

網目は思った。

あんな世界にはしてはいけないと、もし夢が現実にならなくてもいいから守るすべを作っていなければと。

まずは仲間を集めること。

次に変身スーツを作ること。

次にロボットと本拠地作りをしなければならない。

時間がない

あの未来が来るまでに準備をしなければ。

幸いにもうちの祖父はお金持ちだった。

お金のことは交渉しよう。

まずは仲間を品定めしなくては

まずは赤色候補、赤果 実スポーツ万能でみんなをまとめるリーダー的存在。

こいつは間違いなく赤にしよう。

実に交渉しなくては

緑「実君!僕と一緒にヒーローにならないかい?君にはレッドをやって欲しいんだ!一緒に世界を救おうよ!」

実「(ヒーローごっこかな?)いいよ!やってあげる!」

赤枠が埋まった。

次は黄色

黄色は力自慢でちびっこ相撲で優勝した黄谷力を候補に上げた。

緑「力君!君の力を僕に貸してくれないかな?君にはイエローをやって欲しいんだ。」

力「(なんだかわからないが断る理由もないしいいか)おう!いいぞ!」

黄色が埋まった。

次は桃色

桃色は男子をねじ伏せる力とかわいさを兼ね備えた桃川鈴を候補に上げた。

緑「鈴ちゃん!僕と一緒に世界を救ってよ!鈴ちゃんにはピンクをやって欲しいだ。」

鈴「(緑くんが私に声をかけてくれた!嬉しい!)ピンク好きだからいいよ!」

桃色が決まった。

次は紫色だ。

紫の候補は忍者の末裔と噂の紫野凛を候補に上げた。

緑「凛君!君にはパープルになって欲しいんだ。」

凛「(えっ?俺の存在に気づいたのか?)」

凛はただ頷いた。

これで僕を入れて5人だ。

次は変身スーツを作らなくては!

急いで家に戻らなくちゃ!

世界が変わるまで後15年!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る