AIは本当に人間を超えられるのか?

@S_kouji

人間は魂を創り出したのか?

厳密な話はおいといて結論だけ言うと、今のAIは「人間の脳みそを模倣した算盤」というのが筆者の感想です。

巷で話題の言語系AIなんかは「向こう側に人間入ってんじゃね?」と思うくらい自然に会話できますが、そう錯覚させるくらい優秀な人間の真似事ができていると言うわけで、「機械に人間のような意志が宿って〜」なんてまだまだおとぎ話の域を出ないのです。


結論だけではお前の中ではそうなんじゃね?で終わってしまうので、次話で人間とAIとの間にある(筆者的に)決定的な違いを見ていきましょう。


……その前に人間とAIの似てるところってなんでしょうか。

ここ最近でAIというと深層学習と呼ばれるものがメインな気がします。死ぬほど大雑把に言えば、これは人間の脳神経にあるシナプスの働きをコンピュータに真似させたもので、凄まじく複雑な規則性にも対応でき、かつその規則性をよく学習することから一気にスタンダードになった手法です。

凄まじく複雑な規則性って例えばなに?というと、最たるものが文章です。文章とは文法という規則に従って文字を並べたもので、ランダムに文字を並べれば(ごく一部にたまたま何かの単語があったとしても)全体としては意味をなさないのは当然ですよね。

となると「ある文字の後にどのような文字がくるか?」には規則性があるはずなのですが、それは「『あ』、という文字の後には『く』、という文字が続く」なんて単純なものでなく、主語述語、形容詞・動詞、はては全体の文脈という到底数式化できないものに支配されています。人間の脳神経を模倣したコンピュータでは文字の羅列からそういう規則性を学習することができ、ごく自然な文章を書けるようになるというのもなかなか神秘的な話ですよね。

ここまでは人間とAIの似てるところについて押さえました。なんかAIも人間っぽいことを考えて色々やってんじゃないの?という気もしますが、次回はそうでもない例をみていきます。

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