【完結】妹とその友達にやる、秘密の性教育

あかせ

第1部

第1話 男に興味がある妹の友達

 高2でシスコンの俺には2つの悩みがある。1つ目は、妹のひかりと別の高校に通ってること。2つ目は早く実家を出て、光と同居したいことだ。



 光は俺より1歳下の高1になる。彼女はブラコンであり、シスコンの俺と相思相愛なのだ。ただし両親にバレる訳にはいかないので、イチャイチャできる時間は限られる…。


そんな俺達兄妹が別の高校に通ってる理由だが、母さんが「女の就職は女子校が有利!」と断言したからだ。父さんもそれに納得したので、俺達は反論できなかった。


別の高校だから、光といられる時間は多くない。普通の兄妹は何とも思わないだろうが、シスコンの俺には辛すぎる。悩みの種になるのは当然だ。


光とイチャイチャタイム中に、俺達兄妹は大学進学を機に実家を出ることに決めた。これは既に両親に話しており、許可も出ている。


だが、光と同居するのは高校を卒業しないといけない。俺は高2・光は高1だから、卒業はまだまだ先の話だ。早く実家を出て思う存分、光とイチャイチャしたい…。


俺はそんな事を考えながら、日々を過ごしているのだ。



 ある日。俺の部屋のベッドで光とイチャイチャしてる時…。


「ねぇお兄ちゃん。お願いがあるんだけど良いかな?」


「お願い? 何だ?」

俺に出来ることなら何でもするぞ!


「私の高校の友達に『男の人に興味がある』って言う子がいるんだけど、その子の相手になって欲しいの」


「男に興味がある? “肉食系女子”なのか?」

その気持ちを抑えるために女子校にいるとか?


「全然。肉食どころか草食系だよ。大人しくて真面目な子だね」


「そんな子が、何で男に興味を持つ?」

『女子校に行く大人しい子=男嫌い』の印象だ。


「私がお兄ちゃんの話をたくさんするからかな~。今まで男の人と話す機会はほとんどなかったらしいし。それで興味を持ったと思う」


「大体はわかったが、どうしようか…」


その子の相手をすれば、光とイチャイチャできる時間が減ってしまう。いくら光のお願いといえど、即答はできない。


「私、その子に結構助けてもらってるんだよ。宿題を見せてもらったり、わからないところを教えてもらったり…」


そういう事なら引き受けたほうが良いな。兄としてできる限りの礼をしないと。


「わかった。やれるだけやってみよう」


「ありがとう、お兄ちゃん♡」


「その子の名前はなんて言うんだ?」


影山かげやましずかちゃんだよ」


静ちゃんか…。光の話を聴いた限りだと、名前と性格が一致してるな。


「私のお願いを聴いてくれたお礼に、好きなプレイをしてあげる♡ 何でも言って♡」


「そうか、それじゃあ…」



 男に興味がある、光の友達の静ちゃん…。どこまで男を知りたいかはわからないが、教えるからには徹底的に教えるつもりだ。


そうしないと、静ちゃんが彼氏を作る時に苦労するよな。男心を知っているか否かで難易度は大きく変わるだろう。


それと、光と静ちゃんの2人にしかできないことを頼むつもりだ。仲が良い女子2人というシチュエーションは、俺の変態心を刺激する。


早く教える日が来て欲しいな~。そう願わずにはいられない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る