第104話 宣伝配信
あけおめ。ことよろ。
作者からのお年玉。
本日2話更新です。
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「どうもー。織田天魔です」
「八重桜だよ〜」
コメント
・きちゃー!
・待ってました!
・ギャンブルクソ雑魚ナメクジさんだ!
・www
・草
決まったのならば善は急げと配信を開始。
さっきSNSで告知したばっかりなのに、かなりの人数が集まってくれている。
なんか見たくないものが見えた気がしたけど、気にしない。俺は弱くないんだ。桜が強かっただけ。
「今日はギルド事務所が完成したよーって事で、それを紹介する感じになるかな? 後、最後に告知もする予定。興味があったら最後まで付き合ってね」
「ちょっと前から住み始めてる部屋も公開しちゃうよ〜」
コメント
・お!完成したんか!
・って事はそろそろ本格始動か
・どんな感じになったんだろ
・気になる気になる!
・告知とな?
「じゃあまずは最初の受付から」
そう言って自動ドアを開いて受付を見せる。
うーん。こう見るとなんか絵とか飾った方がオシャレになるかもしれんな。
後でアイテムボックスの中にある芸術品を適当に放出するか。
「まぁ、ここは他とそんなに変わらないよね。よく見る受付って感じ」
コメント
・大企業の本社みたいなんですが
・ここだけで圧倒される
・初見で足を踏み入れるのは勇気がいるぞ
・でも上位ギルドはこんなんなんだよなぁ
俺は他のギルド事務所に行ったのなんて『暁の明星』だけだから比較しようがない。
しかも『暁の明星』はでかい屋敷みたいな感じだったしさ。
その後も次々と設備を紹介していく。
まだ見られて困るもんは何もないからね。
コメントで見たいって言われた所は余す事なく見せてあげる。これで次回面接の時に優秀な人が集まってくれれば万々歳だ。
「ここまでが部門分けした階層の紹介だな。まだ何もないし、パソコンとかが置いてあるだけだからそんなに面白くないかも」
コメント
・いやいや
・一つ一つの設備がおかしい
・お金かけ過ぎだろw
・これがまだ始動してないギルドなのか
「お金に糸目はつけないでお願いしたからね。どうせ働くなら快適に働いてもらいたいし」
俺はパソコンとか良く分からんから、用意されてる設備がどれだけ凄いのか分からん。
こういうのって高ければ良いってもんでもないんでしょ? 桜さんが目を輝かせてたから、良いものなんだろうなとは思ったけどさ。
「じゃあ次は11階と12階ね。ここは働いてもらうギルド員の息抜き用として作ったんだけど、それは建前でほとんどノリで作りました」
「あの時はなんか変なテンションになっちゃったよね〜。悪ノリし過ぎちゃったよ〜」
ジム、プール、大浴場をサラッと見せていく。
大浴場も良くみたらスーパー銭湯並みの施設になってるな。すげぇや。ここに偶に入りにくるのも良さそう。
コメント
・ひゃー
・え?ギルド員はこれ無料で使えんの?
・やばいでしょwww
・至れり尽くせりすぎる
・すみません『シークレット』に入れて下さい
「わははは! 悪ノリの結果とはいえ、驚いて貰えたなら作った価値はあったな!」
「後はギルド員のみんなが有効活用してくれると言う事なしだね〜」
さてさてお次は一番見せたかった場所。
これにフリーの生産系能力者が食い付いてくれると嬉しいです。
「ここからは専用のカードキーがないと入れない施設になってます」
「機密を扱う場所だしね〜」
因みに13階はサラッと流した。
特に見せるもんもないしね。
「じゃじゃーん!」
コメント
・え!?
・これはやべぇ
・なんだこの施設…
・金かけすぎぃ!
・普通に億を超えるのがあるんだが
「多分ここは今日しか見せられないからね。今のうちに紹介しておこうかと。これで生産系能力者が面接に来てくれると嬉しいなぁ」
「だんちょ〜はかなり気合い入れてたもんね〜」
うむうむ。コメントを見る限り宣伝に成功してるんではなかろうか。
鍛治、錬金、調薬、研究。
ありとあらゆる設備を現状揃えられる最高設備で用意したからね。インパクトは絶大だろう。
コメント
・め、面接はいつですか!?
・うぅ…。前回見送ったのは失敗だったか
・こんなの見せられて滾らない生産者はいない
・そこらの大学の研究施設より整ってる
「んふふ〜。次の面接の時にみんな応募してきてね〜。待ってるよ〜」
「これで事務所の全貌の紹介は終わりかな。働きたくなったと思った人は是非是非応募してきてね。結構大きく作ったから、まだ人を雇う余裕はあるんだ」
コメント
・なら早く面接してくれー
・ウズウズしてきた
・そうか。これでまだ事務所だけか
・まだ自宅紹介が残ってたな
「19階と20階が俺達の居住区になってるんだ。事務所のどのエレベーターからでも行けるけど、これも専用のカードキーがないと入れません」
「生産区画とはまた別のカードキーだね〜」
って事でエレベーターに乗って19階へ。
「エレベーターが開くとすぐに玄関。かなり広い」
「あたし達も結構買ったと思ったんだけどね〜。まだまだ余裕があるよ〜」
コメント
・玄関だけで高級感が漂ってる
・これデザインしたの誰?
・かなりオシャレだよな
・シューズルームに対しての靴の少なさwww
「あ〜デザイナーさんの事は後で概要欄に載せとくよ〜。宣伝して〜って言われてるからね〜」
「だな。かなり良い仕事をしてくれました。大満足です」
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5分後にもう1話更新しまーす。
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