死神と言われる騎士様に溺愛されてますがソレはソレとして、かねてより興味のあった食の道に進みたいと思います。~まずは酢から~
海鳴ねこ
プロローグ
古びた図書。
小窓の側で私は東洋の本を読むのが大好きであった。
東洋だけじゃない。古くからの歴史の本。
特に昔の食の話。生活の話。身近なそんな話が私は大好きだったのだ。
「何を呼んでいるんだ?」
声を掛けられたのは、何時ものように本を読んでいるときの事。
今日調べたのもをノートに書き写しているときに、私は彼に声を掛けられた。
濡羽色の髪。草原を思わせる綺麗な翠の目。
初めて声を掛けてくれた彼は、物語から出て来たかのような人物。
たとえ上げるのなら黒ヒョウ。
私はこの日、産まれて初めて見知らぬ人と話をしたのである。
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