うつろい
姫のあとを
その
姫がいない この世で 生き永らえることなど
むなしいだけだ。
だから、
姫から もらった
とはいえ、
姫への想いは手離せない、と
秘薬を燃した
煙が昇って逝く
まるで、
わたしの
この世の中が思い通りにいかないからといって、
わたしは 自由に
この世から消えてしまうこともできなくて。
煙と化した秘薬は
わたしも ともに つれていっては くれまいか。
姫が
いまは みえない。
わたしには みつけられない。
姫が 見えない。
どこに いるのか。
姫に 逢いたい。
姫に 逢いたい。
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