第8話 悪夢の目覚め

昨日、悪夢で目が覚めてしまいました。


多分きっかけはよくスマホに貼り付けられた広告動画のせいだったと思います。

何気なく検索するために開いた動画で「イボ取りクリーム」の動画が流れていました。

その動画はよくある「やらせ動画」で、手にたくさんついた粒粒(かなり違和感)を綿棒で簡単にポロポロと払い落とす動画でした。


何それ。そんな簡単に落ちるはずないじゃん


そんなことを思いながら、動画を閉じました。まさかそれが悪夢を見るきっかけになるとは思いもせずに……



夜、なかなか眠れない私。

その日も深夜1時半頃にベッドに入り眠りに就きました。



そして夢の世界へ……


私は鏡の前に立っています。見ると、頭頂部が見事にツルピカで両サイドには髪の毛が生えています。その姿はまるでカッパのようでした。


『そ、そんな……嘘でしょう!?』


震えながら、髪に触れるとバサバサと抜けていきます。


『ま、まさか……!』


そして全ての髪は抜け落ちて、鏡に映る私はツルツル頭になってしまいました。


『そんな〜!!』


いい年して、夢の中で私はワンワン泣き崩れ……突然目が覚めました。


勿論、真っ先に髪の毛がはえているかどうか確認したのは言うまでもありません。


まさに悪夢の目覚めでした。


それにしても何故夢の中では、これは夢だと自覚出来ないのでしょう(私の場合)



今日は悪夢を見ずに眠りたいです…… 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る