(三)-2

 マンションに到着すると、すぐに電話があり、部屋番号を教えられた。

 北郷はエレベーターに乗る。六階で降りた。

 部屋の前に来た。ドアを開けた。すると鍵は開いていた。

 部屋に入り、玄関ドアの鍵を閉めた。

 そこはワンルームの殺風景な部屋だった。窓際にはベッドが置かれていたが、シーツはかけられておらず、掛け布団だけしか乗っていなかった。枕もない。

 シンクのそばの壁際には冷蔵庫があった。中を開けてみたが何もなかった。


(続く)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る