(二)-10
北郷が言うとしばらくしてドアの鍵を回す音がしてドアが開いた。
ドアはチェーンがかけたままになっていたので、北郷がドアを開こうとしたら、途中で引っかかって大きい音を立てた。
中からは友人の内海が顔を覗かせていた。
「とりあえず、入っていいか」
内海はドアを閉め、チェーンを開ける音がした。
北郷はすぐにドアを開けて、サッと中に入り、ドアを閉めた。
事情を飲み込めない内海がまだ玄関で立っていた。北郷が押しやるような形になり、しかも密着するような状態になった。
(続く)
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