世界不思議偉人伝

名無与喜

世界の残念な王様

暴君 ネロ

まずは暴君で有名なネロです。16歳で即位したネロは当初は稀にみる善政であったが、不安が爆発して、母親殺して自由になると、やりたい放題をはじめた。奴隷の少年を去勢して妻に迎え入れたり、女装して哲学者と結婚したりと自由奔放に振る舞い、極めつけは「ドムス・アウレア」の建設です。ローマ火災の災害地に建設された宮殿で、ネロは歌手になることが夢だったらしく、宮殿でリサイタルを開いたのです。しかもお世辞にも歌は上手くはなかったらしい。また四年の一度のオリンピア(オリンピック)に対抗してネロ祭を開きました。贅沢の限りを尽くしたネロの最後の言葉は「世界は優れた芸術家を失う」だそうです。最後まで皇帝の自覚がなかったようです。


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