第2話

妹視点


お兄ちゃんは夏ちゃんに恋をしているようだ。


「春ちゃんどうしたの?」


「・・・ど、どうしたの?」


丁度今、夏ちゃんが私に話しかけて来る。


「な、な、何でもないよ」


「そっか?でもなんか思い詰めてたような感じがしてたよ」


「そ、そんなことないよ!!」


お兄ちゃんが心配明らかに私達の会話に聞き耳を立てているし、バラす訳にはいかない。


って、そうだよ。応援だよ!!・・・応援


「やっぱりまた、思い詰めた顔をしている!!」


「そんなことないって!!」


「あるよ、教えなさない!!」


夏ちゃんは私の頭を絞めてくる。

「わかった、わかったから!!、夏ちゃんに聞きたいことがあるの」


「私に??つか私にようなら、尚更聞けば良いじゃん」


「な・・・夏ちゃんって好きな人いるの?」


「居ないよ!!」

夏ちゃんは大声で、即答する。


お兄ちゃんはガッツポーズをする。


「何、もしかして、私のことが好きな人に恋の相談でも誰かにされたの?」


「・・・っそんなことないよ!!」


「えっ、うそだ、明らかに隠してるでしょ。」


やばい、お兄ちゃんがアワアワしてる。どうにかしないと、


そのあと、夏ちゃんは私に聞いてきたが、私が本当に言えないことを察すると、聞くのを辞めてくれた。


夏ちゃん、お兄ちゃん

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る