第44話

放課後


「一緒に帰ろう。」


「うん」


部長に帰りを誘われる。


・・・っ!!

部長が腕にぎっしり抱きしめている。


これって恋人繋がってやつですか??


「あ、あ、あの部長」


「何ですか?」


「もっと強めにお願いします」


「良いですよ」


何だろう。今日の昼も思ったけど、案外部長って積極


「弟、それの子だれ?」


俺は前に出ようとすると部長が止めてくれる。


「あ、お姉様でしたか」


「はぁ?お姉様、何を言ってんの?アンタにお姉様と言われる筋合いないんだけど、」


「なら、優君とも関係ないですね。あなたが優君のお姉さんじゃないなら、ってな訳で行きましょう!!」


「うん!!」


「ちょっ、弟!!あとそこの女待ちなさい!!」


部長が姉には聞こえない声で、


「アネハラ乙ですね」


と言って居た。


ーーー

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