第12話

部活本当はやってみたかった。


けど、父親にお前には無理だと一点張りされてしまい、母も姉も妹までそれに同意した。


文化部に無理とかなんだよ。

 

でも、部活に入ってなくても、文化部にはよくお邪魔させてもらっている。


「優さん、いらっしゃい」


「失礼するねぇ、部長」


「お、優じゃん!!」


「来たよ。菓子くれ」


「やっぱりお菓子目的かよ」


文化部は人は少ないが、俺たちは楽しく話をして過ごしている。


俺の本当の癒し。


だが、俺はもうすぐ卒業してここを離れないといけない。

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