全くモテないから、唯一愛してくれる彼女の浮気を妥協するしかない。

激 辛

第1話

「また、浮気したのかよ」


「そうよ。でも良いじゃない。」


「・・・」


「そうよね。アンタみたいなのは私しか好きにならないから、別れられないわよね」


そうなのである。


俺は妥協するしかない。


「・・・っ」


「そんな、嫌な顔しないでよ。アンタが一番好きなのは本当だし、浮気はしたのは認めるけど、愛してるのは貴方だけだから」


この言葉を他の浮気相手に言ってるのかも知れない。


でも、とりあえず彼女は俺だけに言ってくれてると言う表向きは確実だから俺もそれで我慢している。


「だから、優愛してる。さっきの男よりも断然貴方を愛してるわ」


なら、なぜ浮気をする。


「いまそれなら、なんで浮気したっての思ったわね」


思うわ!!誰だって


「それは、あなたが他の男に負けない努力をして欲しいからよ。」


「・・・」


いや、浮気されてる時点で負けてね?

と俺は思うが、それを我慢して妥協するのだ。


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