第129話
「見えないものを綺麗にする?」
「掃除ですか?でしたらLEDで明るくすればよろしいのですね!」
「違う、そうじゃなくて、日光消毒っ!紫外線を当てると……」
ん?
「紫外線……」
そうだ。日光がカビを死滅させるのは2つの理由がある。1つは日光で乾燥させること。生きていられない乾燥した環境に変える効果。もう一つが、紫外線により殺す効果だ。……乾燥させても湿度は戻るだろうから、必要なのは紫外線での殺菌。カビ以外の有害な菌とかもついでに殺せちゃうじゃない?
ってことはよ?日光じゃなくても紫外線でいいんじゃない?
紫外線ならば、弱いものならトイレで手を洗った後に乾かすやつとか、病院のスリッパ入れとか……それどころかネイルに当てて硬化させるUVライトとかもあるよね。100円均一で売ってて電池で動く……。
消費電力がそこまで多くないってことだよね。ってことはよ、魔力も日光に比べたらずっと押えられるってことでしょ?
よし。
「【紫外線】」
唱えてみた。
本当は紫色なんてしてないらしいんだけど、青っぽい光が見えたほうがそれらしいので、トイレで手を乾かす機械の光をイメージする。
できるだけ部屋の隅から隅まで殺菌できるように青い光がまんべんなく部屋に届くように。ベッドの下や机の引き出し、チェストの裏側、あちこちにも。
「【紫外線】【紫外線】【紫外線】【紫外線】」
魔力の量の調整はよくわからなかったので、LEDと同じような感じで唱える。……ってことは、まぁ数時間から半日くらいはもつかな?
いやでも、殺菌灯って確か紫外線の中でも強力らしいから、イメージしたの殺菌灯だし、もう少し短時間?
……ん?
強力な紫外線……?
「マーサ!皆もっ!すぐに部屋から出ましょう!この光は危険ですっ!早くっ!光が消えるまで入室禁止ですっ!」
「え?あの、リリアリス様?」
慌てて近くの扉を開いて退避。
「あの青っぽい光は一体……?危険とは?」
ふっと笑って見せる。
「日焼けするのよ」
日焼け止めクリームもないのに、強い紫外線を浴びるなんて自殺行為よね。
「日焼け、ですか……?」
ほっとマーサが息を吐き出す。
え?なんでほっとするの?日焼けだよ、日焼け!下手したら火傷よ!背中の皮がめくれて真っ赤になって……。
「あ、申し訳ありませんリリアリス様。そうですよね、貴族の女性は白い肌を保つのは大切なことですね。知ってはいるのですが、日焼けでしたら命に係わることもないとつい……」
うっ。
胸に突き刺さる。
======水魔法の余談======
昨日N〇Kの魔改造〇夜という番組で水鉄砲を改造して7.5m先の蝋燭10本を100ccの水で消すということをやっていました。
まさに、これが水魔法で攻撃することのむつかしさなんだよなーと思いながら見てました。
この小説では魔力=電力や圧力や労働力……など力の強さによって消費量が変わってくるという設定。
ウォーターカッターは現実的ではない(他の方に教えていただきましたが、実際は水に含んだ研磨剤の力で切断しているのだとか)んですよね……特に遠距離攻撃に置いては……。
とか、思いながら見てました。いやぁ、霧状になっちゃうのね。圧力かけて遠くに飛ばそうとしても。そうか霧か。それはそれで使い道がありそうですね(ニヤリ)
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