第20話
「優!!どうしたの?そのノート」
「見ての通り破かれてるね」
「見ての通りじゃないよ!!こんなの」
「まぁ仕方ないよ。されちゃったもんは」
「・・・っ」
優は明らかに気にしている。
事件は終わったのに、こんな事があるから優はいつまでも立ち直れないんだよ。
「・・・優」
私の方が心配で体調が悪くなりそう。
「大丈夫だって」
優はそう言ってるけど・・・そうだ。
「優、私が優のノートも作ってあげる」
「いいよ、そんなことしなくても」
「良いから!!」
じゃないと優は立ち直れないし、卒業も出来なくなる。
本当は今日はお母さんに見張りをお願いしてるんだけど、今日もオールになりそう。
ーーー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます