短編集(実話)
星耕雨読
第1話トイレの電気 (きったない話)
みんなはトイレの電気が切れたことがあるだろうか?多分あるだろう。
電球がパチってなりつかなくなるか、それとも消し忘れて気づいたら切れていたなど人それぞれだろう。
これは実際に起きた話です。
ここは一つの賃貸。設備関係は全て連絡をするように言われているが、そんなこと知らん人に連絡したくない自分は少しの不便は我慢して退去するまで生活する人だ。
しかし、トイレの電球が切れてしまった。流石に取り替えたいが不動産いわく設備のため連絡したら無償交換だそうだ。自分で買ってつけた方が楽だがそれで何かあると嫌だ。
俺は連絡する決心をした……。すごく時間をかけて。しかし連絡はできなかった……。連絡先わからんねぇ。
「ぐるぐるぐる」
今1番来てほしくないやつが来てしまった。大◯が……
出したいし、普通にトイレに入りたいが真っ暗じゃ間違って足にう◯こ落としても嫌だ。連絡先探して交換に来てもらうなんて当日中ならラッキーなくらいのもの。
スマホのライトか?いや、暗すぎるし、けつ拭く時落としそう……常時点灯して引っ掛けられる物……
そんな便利な物があるのか?……あった!
『サイリウムだ!』
俺はけつの穴をきつくしめ、締まりをよくしてサイリウムを探した。昔ライブ会場に持って行ったサイリウムがあった!
「ギュルギュルギュル」
やべぇ出そう。これを点けるとひ、ひかったぁぁぁ。しかし、サイリウムだけじゃ重心が軽くて動いてしまい落ちてしまう……。開けっぱなしで脱◯するしかないのか……
その時、天啓を得た。酒がガソリンの俺にはこいつがある!酒を割るための炭酸水(1リットルのやつ)のボトル。このボトルの上部にカッターで切れ目を入れてサイリウムを入れる。ペットボトルの口から紐を出す……耐えろ俺の肛門括約筋……
ふぅ……
俺はピンクの灯りの中クソをした。
一切エロとかスカとかじゃない。どちらかと言うとそういうジャンルは苦手だ。サイリウムを点けた時の色がピンクだっただけだ。ただ、爽快感とピンクは変だった。
俺は不動産にまだ連絡をしていない。
青は薬を打てないようにしている治安の悪いトイレ感があって面白い。
赤は手術室の前にいるようで落ち着かなくてキレが悪かった……
意外と白は合わなかった。
黄色はしょん◯ん撒き散らしたトイレみたいで嫌だった。
水色は夜のお化けが出そうな病院感があって、入院している気分になった。
濃いピンクはそういう系のホテルやそういう系の飲み屋の入り口のネオン感が強くて危ない人が出てきそうな雰囲気だった。
オレンジはハロウィンに浮かれている街中の少しインキャにはウザ目な店のトイレ
俺的に1番良かったのは緑だった。なんか落ち着いた。多分ユーコン川でも大丈夫そうだ。
う◯このたびにサイリウム、サイリウム便所は疲れるが不動産呼ぶのも面倒……。実家帰ろうかな。
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