今から10年くらい前。

初めて使ったスマホにとうとう限界が来た。

正確に言うとバッテリーに限界がきた。

残量ゼロの状態から充電しても20分くらいで満タンになる。スピードだけなら神充電。

だが満タンの状態から10分も使うと一気に残量72%まで消耗する。そしてそこから5分くらいで48%、さらに2〜3分で18%と急激に残量が下がっていく。満タン状態でも使用可能時間は30分もないくらい。

ただ機種変やバッテリー交換に行くのが面倒で、外ではなるべくスマホを使わないようにして乗り切っていた。

そんなある日。

仕事から家に帰ってきていつものようにスマホを充電器に差し込んだ。

充電されているとスマホの画面右上の電池マーク内に「⚡️」マークがつく。

だが、その時は違った。

電池内に「❓」マークがついていた。

はてなマーク？

これは充電されているの？されていないの？

時間が経ってからのお楽しみっていうことだろうか？

20分くらい経って一度充電を外したところ、充電はされていなかった。

これはもう、本格的にだめだ。

しぶしぶ次の休みに機種変に行った。

しかし何故かこの時のスマホは今も家にとってある。

結局、あの時のはてなマークは何を伝えたかったのだろうか？

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