第17話

カフェも行き終わり、今度は噴水に来た。


「ねぇ、優、覚えてる?」


「・・・」


「昔さぁ、ここで私の小さい頃、虐めた話をして、優はそのことに対して、沢山褒めてくれたよね。」


「・・・そうだね」


「私、嬉しかったんだよ。褒めてくれる人居なかったから、自分のしたことを正しいって言ってくれた人居なかったから」


「そうだね。」


「あの時は、優からしてくれたよね。だから今度は私から」


そして、彼女からキスをしてもらった。


「ありがとうねぇ、優」


そして、またされて、繰り返す。俺はただ呆然としていた。

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