第11話

明日の朝


「優くん、おはよう」


二人はやっと再開を遂げた。だが、考えは全く違っていた。


「・・・おはよう。じゃあ、あとでね」

優は彼女への対応とは思えない、流し方をした。


「待って優くん!!謝りたいの!!」


「・・・嘘こくのことでしょいいよ」

優は先手を打った。


「そ、そうなんだけど」

春は自分から言い出して謝ろうと思ったが、先手を打たれてしまい、同様してしまった。


「大丈夫、このまま続けよう」


「えっ??」


「俺、春と付き合ったままがいいから」


「・・・本当に、私なんかと付き合ってくれるの??これからも」


「うん」


春は泣く、


「ありがとう、ありがとう優くん、あと騙して、ずっと騙しててごめんなさい」

春は感謝をして、涙を流して謝罪する。

 

春のこの地獄の3日を癒すように。


だが、そんな春に対して、優は一つ思っていた。


これはこれで、やっぱりめんどくさいかも

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る