変数解説

変数の基礎説明(初心者向け)

まず、さしあたって本システムの説明をする前に

変数について話す必要があります。


と言われても、ぶっちゃけパソコンいじらない人は

変数ってなんぞや? って話になりますよね。

要するにあれです。いわば単語登録です。




例えば、I like pancake という文章で


like=A pancake=Bと設定すれば


以降はI A B で済むわけです。




ちなみにI A apple で I like apple


とすることもできますし、さらに


B-pan=C と設定すれば


I A C で I like cake とすることも出来るわけです。




で、この変数のメリットなんですが

大きく3つありまして。



①はさっき話したように

同じ文字を何度も入力しなくて

済むようになるわけです。

一度ならともかく、何度も使う文字列を

わざわざ手入力するのは面倒ですからね。



②変更の手間を減らせる。

テキストアプリとかExcelとか使ったことある方は

何度か置換コマンド使ったりしたことありますよね。


コマンド画面を開いて、文字列を置換…

とするわけですが、プログラムともなると

そうはいきません。階層式に組まれた羅列の中から

範囲を指定して変更する必要があります。


いわばPC内のフォルダ内の一部のテキストや

EXCEL内の一部のシートを探さなきゃならんわけで

そうするとその「一部」を指定する手間が生じるわけです。

郵便送るのに番地まで指定するの面倒みたいなもんです。


でもそれって誰にでもできるわけじゃないですし

なにより面倒くさそうですよね。


なので、確実かつ簡単に

特定の文字列を変更するためにプログラムには

変数を用いるわけです。

事前に定義を設定しておけば

コマンド画面を開けない人でも、

問題なく変更できますからね。



③ …で、これが一番重要なんですが

素人でも式を使い回せる、これが非常に大きい。

というのも、1度組み上げたアプリやマクロは

文字列ではなくファイルやアプリとして成形される(固定される)ので、

組み直そうとすると元の構築環境(オリジナル)じゃないと

修正できない…つまり、素人だといじれないわけです。


しかし、ここでですよ。

変数の入力を求めるタスクを

事前に組み込んでおけばどうです?


そうですね。そういう場合の大半が

システム自体ではなく、特定の文字や

情報を変更したい場合が大半ですから

予めその「変更箇所」を見越して

システムを組めば良い訳です。



きっと何度も変える必要があるから

「変数」なんて名前がついたんでしょうね。



…とまあ、そういうわけで汎用性のあるシステムを

解説しようとするには、どうしてもまず先に

変数の有用性を話しておかなければ

いけなかったわけです。


必要がない情報になんて、誰も耳を

貸しちゃくれませんからね。



ということで次は、Taskerの常用変数・設定変数

ならびにTaskerの出力変数の読み方となります。


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