GOOD“LACK”~正しいスマホの使い方~

カゲヤマ

はじめに (USBデバッグ)

概要・USBデバッグの設定。

前口上が長すぎたんでまずは

三行で概要を説明しますね。

(古き良き今北産業)


①USBデバッグを有効にして、有線or無線でADBを通す。


②TCPIPをオンにして、ワイヤレスデバッグによるlocalhostからのADB発行を許可する。


③taskerのプロジェクト、もしくは僕が組んだアプリをインストール。


https://taskernet.com/shares/?user=AS35m8lAutcM2pg1C5CWy9o%2BqnbpUk9wP4lEsfFlAhEt2tmVqmQpId2zWmtOGl%2FgzXdzw%2FqYJRUE3GRH&id=Project%3Agood.lack



──────────────────────────

https://www.dropbox.com/scl/fi/fal6gh9v7kpdi13ftuvei(通常版)

──────────────────────────

https://www.dropbox.com/scl/fi/uk4b3rdkkmohmn4zyrbts

(設定変更権限付与仕様)(上級者向け)

──────────────────────────


・・・というような感じですが、こんな風に言っても

専門の人でもない限り分からないはずなので

まずは用語のざっくりした説明から。


ADB→Android専用のコマンド。

pcとかでいうshellとかそーゆーやつ。


なお基本はPCから発行されるモノなので

ADBを通す≒PCで有線接続が行われた

≒PCがUSBデバッグで認証されている、となる。

(なお“例外”も有る模様)


USBデバッグ→USB接続でデバッグ、

つまりは外部からの操作を可能にする。


ワイヤレスデバッグ→USBデバッグの無線版。

TCPIPをオンにしてポートを開放することで

承認したデバイスからインターネットを経由し

ADBコマンドを無線で受信できる。


また、セキュリティのためコマンドを飛ばしてきたのが

①ADBを通して承認したデバイスからなのかどうか、

②同じWiFiから飛んできたコマンドなのかを

確認してくれる。

(一度承認すれば以後はオフにしても大丈夫っぽい)

(ただし、再起動すると設定し直す必要がある)




localhost→自機のこと。この場合ではスマホ自身。


TCPIP 5555

→インターネットはざっくり言えば

IPアドレス(ネット上の番地的なもの)と

ポート(家に入るドア)があります。

TCPIP 5555 は家に入るドア(ポート)を

外から開けられるようにするコードです。

(じゃないと外部からアクセスできないので)


といっても、ドアが使えたところで

鍵がないとドアは開きませんから

鍵(=端末情報)を登録する必要が

あるわけですね。そのためにADBを

通さなければならないわけです。



…とまあ、以上のことをふまえてもう一度

さっきの①、②をざっくり説明しますと


①スマホによる外部操作を有効にして、

有線or無線でスマホコマンドを使えるようにする。


②承認した端末からのコマンドが受け取れるようにして、

スマホ自身からネットを介して

スマホ自身にコマンドを発行できるようにする。

(自分から自分宛にメアド送るようなもん)


となるわけですね。Androidってそもそも

PCでシステム作ってあるので、

スマホ自体からスマホにコマンド飛ばすだけでも、

一旦ネットを経由しないといかんわけです。


(もしくは脱獄するかですが、脱獄はいろいろ

面倒くさいですし、セキュリティの問題もあるんで)


しかし、こうやって聞いてみると

ネットからコマンドを飛ばせるなんて

おっかなさそうではありますよね。


なので、そもそもネット経由で他の端末から飛んできたADBが受理されるには


①ワイヤレスデバッグを承認(=同じwifiから飛んできたコマンドか、認証端末かどうかを確認する)


②受け取り側の端末のTCPIP(ドア)が解放されている


③送ってきた端末が、コマンドを受ける端末側に

認証されているかどうか


の条件を満たす必要がある訳です。で、

Androidではそのために②と③をADB接続、つまりPCに

有線接続しなければ承認できない、としてあるんですよ。


(=つまり、ただ同じWiFiとIPにコマンドを飛ばしても操作できるわけがないんですね。)


でもこれ、セキュリティとしては優れてるんですが

認証が面倒くさくてですね。


まず有線接続の前にPC側がADBを発行できる

&スマホがADBを受け取れるよう

セットアップしなきゃならんわけですよ。


で、スマホ側のセットアップは簡単にしても

PC側のセットアップが初心者には

かなり分かりづらくてですね・・・


システム組んだはいいものの、これじゃ導入まで

説明する前にみんな折れちゃうぞ、と

思っていたんですが、偶然にもとある

アプリを発見しまして。


そう、さっきADBの説明で話した“例外”。

本来であればPC接続しなければ使えない筈のADBを

スマホ自身で発行できるアプリです。


…いやー、びっくりしましたね。といっても

Android11以降からしか使えませんが

導入がずっと楽になりますからね。しかも無料ですし。


どちらにせよまずは

USBデバッグをオンにしなければですので

本項ではそれを説明しますね。(やっとこさ本題)




手順その① 端末設定→端末(デバイス)情報

→1番下のカーネルを連続タップして

開発者オプションを有効にします。


その② 設定画面に戻り、システム

(もしくは「その他」)の欄から

開発者オプションに進み

USBデバッグをオンにして、

ワイヤレスデバッグをオンで

信用できるWiFi(=自宅など)を承認。


その③「認可の監視を無効化」の項目も

ついでにオンにしておきます。

(じゃないと一部のADBが通らない)


ということで、次の手順はADB接続。

~Android10(PCの有線接続による設定)と

Android11~(アプリによる設定)で分かれます。

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