第11話 PHASE1 その7 離れたくない

「今度は私がしてあげるね」

と夏子が答える。 そして冬馬の股間に手を伸ばし、ズボンの上から撫でてきた。

既にそこは硬くなっており、テントを張っている。

夏子はズボンを脱がすと、パンツ越しに優しく愛撫してきた。

冬馬は思わず声が出そうになるが、必死に堪える。


すると夏子が心配そうな表情を浮かべた。 俺が大丈夫だということを伝えると、

彼女は安心したようだ。

そして今度はパンツに手をかける。 ゆっくりと下ろすと、

怒張したものが現れた。それは天を仰ぐようにそそり立っている。


夏子はそれを手で包み込むようにして握った。 そして上下に動かし始める。

最初はぎこちなかったが、徐々に慣れてきたようだ。

手の動きがスムーズになり、スピードも速くなる。

そして口に含んで、吸い上げてきた。

その瞬間、俺は堪らず声を上げてしまう。

夏子はそれを見て、嬉しそうな表情を浮かべた。

そして更に激しく責め立てる。


冬馬はもう限界に達しようとしていた。

だが、ここで果ててしまうわけにはいかない。

そう思って必死に堪えるが、身体は正直だった。

腰の奥から熱いものが込み上げてくるような感覚に襲われる。

そして次の瞬間、大量の樹液を放出してしまった。

それは勢いよく飛び出し、夏子の顔や髪にかかる。

夏子はそれを手で拭い取ると、ペロリと舐めた。

そして妖艶な笑みを浮かべる。

その姿はとても淫靡だった。


夏子の濡れそぼった部分、そこはヒクつきながら

透明な液体を流し続けている。

その光景を見て、俺のモノは痛いくらいに硬くなった。

そして我慢できずに、彼女に覆い被さるようにして抱きしめる。

彼女は抵抗することなく、受け入れてくれた。


そしてお互い見つめ合うと、自然と唇を重ねていた。

舌を絡ませ合い、唾液を交換する。

彼女の吐息が耳にかかり、それが余計に興奮を高めていった。

そして夏子の胸に手を伸ばすと、優しく揉んでいく。

柔らかく弾力のある感触が伝わってきた。

そして乳首に触れると、そこは既に硬くなっている。

指先で転がすように弄ぶと、彼女は甘い吐息を漏らした。


そして今度は夏子の下半身に手を伸ばすと、

大事な部分に沿って指を這わせる。

そこは熱くヌルッとした感触があり、俺の指に絡みついてきた。


「んっ、はぁんっ、冬馬くんっ」

夏子は冬馬の名前を呼びながら、身体をビクビクと震わせる。

俺は指の動きをさらに激しくしていった。

すると夏子の息遣いが荒くなる。

そして次の瞬間、彼女の身体が大きく跳ねた。


「あっ、ああっ、ダメェッ!」

夏子は絶頂を迎えたようだ。 激しく痙攣し、大量のアレが流れ出す。

俺はそれを指に絡めると、彼女の口に含ませた。

夏子はうっとりとした表情を浮かべながら、その指をしゃぶっている。

その姿はとても淫靡で美しかった。



「ねぇ冬馬くん、そろそろ挿れて……」

と夏子が言う。俺は頷くと準備をする。

その部分は既に硬くなっており、先端からは透明な液体が流れ出ている。

そして覆いかぶさるのだった。


「んっ…… はぁぁっ」

夏子は小さく声を上げる。 そして俺の背中に手を回し、ギュッと抱きついてきた。

彼女の中はとても温かく、柔らかい襞が絡みついてくるようだ。

俺はその感触を楽しむように、少しずつ奥へと進めていく。

やがて根元まで入ったところで、一旦動きを止めた。


夏子は大きく深呼吸をして呼吸を整えている。

俺はそんな彼女の髪を優しく撫でた。 そして耳元で囁く。


「続きをして欲しい」

と夏子が答える。 俺は頷くと、ゆっくりと動き始めた。

最初はぎこちなかった動きが徐々にスムーズになっていく。

それと同時に、二人から水音が聞こえてきた。


夏子は頬を赤く染めながら、甘い吐息を漏らしている。

その表情はとても艶めかしく、見ているだけで興奮してきた。

夏子は俺の背中に回した手に力を込める。

爪を立てないように気を遣っているようだが、それでも少し痛みを感じた。

しかしそれも気にならないくらい、今は目の前の彼女に夢中になっている。

そしてラストスパートをかけるように、激しく動いた。


冬馬は腰を打ち付けるようにして、何度も突き上げる。

その度に夏子の口からは甘い声が漏れた。

そしてついにその時が訪れる。

冬馬は彼女の一番深いところで、欲望を解き放った。

それと同時に、夏子も絶頂を迎える。

その部分が激しく痙攣し、濡れていった…。

その光景はとても淫靡で美しく、見ているだけで興奮してしまう。


夏子は肩で息をしながら、ベッドに横たわっている。

その顔は上気しており、目は潤んでいた。

冬馬はそんな彼女の髪を撫でながら、優しくキスをする。

そして耳元で囁いた。

「気持ちよかったか?」

と聞くと、彼女は恥ずかしそうにしながらも、小さく頷く。

冬馬はその反応を見て、思わず笑みがこぼれた。

そして今度は夏子の上に覆い被さるようにして、抱きつく。

彼女の胸の感触や体温を感じながら、幸せを感じていた。

すると彼女もそれに応えるように、俺の背中に手を回す。

俺達はしばらくの間、抱き合っていた。


そしてどちらからともなく、再び唇を重ねる。

お互いの舌を絡め合い、唾液を交換し合った。

それからしばらくして、唇を離す。

二人の口からは銀色の糸が伸びていた。

それが切れてしまわないうちに、もう一度口づけをする。

今度はさっきよりも深く、濃厚なものになった。

しばらくそうした後、俺は夏子から離れる。 そしてベッドから降りた。

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