第6話 PHASE1 その2 相性バツグン?

冬馬は何度も放出しているが、

まだ夏子自身は満足に至っていない。


更なる快感を求めて、もう一度、夏子が上になって動き始める。

そして自然と腰の動きが早くなっていく。


「んっ、あんっ、はぁん、んあっ……」


余りの気持ちよさに、夏子は思わず喘ぎ声を漏らした。


(くそっ、これじゃ俺が動く必要なんてないじゃないか)


それでも冬馬は必死に腰を振った。


彼女のテクニックに溺れたいという気持ちからだった。


(気持ちいいのは事実だが、このままじゃいけない気がする)


快楽を感じるのは冬馬も同じで、早くも限界を迎えそうだった。


「もうダメだー!」


我慢しきれずに、またしても大量に出してしまった。

やはり夏子の体は刺激的過ぎる。

殆ど女性経験のない冬馬にとって、

長く保たせるのは無理があるだろう。


(あれ?まだ、満足しないのか?

こいつは本当に底なし沼だな)


「まだ、いけるよね?今日は、

ずっと冬馬くんとしていたいな♡」


(まさか本当に朝までやるつもりか!?)


「わかった。」


冬馬は覚悟を決めた。


(それならこっちも反撃するだけだ!)


そうして結局、二人は4回戦に突入してしまった。






「ああっ、冬馬くん、すごいのぉ♡」


夏子は、快楽に身を委ねていた。


「はぁ、はぁ、はぁ、夏子……もうダメだ……」


冬馬は限界を迎えようとしていた。


冬馬は最後の力を振り絞って、腰の動きを激しくした。


「ちょ、ちょっと待って!」


夏子が慌てて止めるが時既に遅しだった。


「うう……出る……」


冬馬は我慢し切れずに、欲望を夏子に向かって吐き出した。


「ああんっ、出てるぅ!」


流石の夏子も、何度も出された結果、身体を反らせ、絶頂に達した。


(こんなに気分良くなったのって、いつ以来だろ?)


夏子自身、ご無沙汰だったとはいえ、こんなに乱れる事になるとは、思ってもみなかった。




(すげぇな)


冬馬は、5回も出してしまった自分に驚いていた。

自慰行為だってやる回数は少なかったのに、

まさかここまで夢中になろうとは…。


そして、すっかり満足している様子の夏子を冬馬は見つめた。

(夏子、最後には気持ちよさそうな顔してたなぁ。)


疲れ切った二人には睡魔が襲ってきた。

それは心地よい疲れでもあった。


(お礼って言いながら、結局自分が一番楽しんだんじゃないか。

まぁどうでもいいかな。)


その後しばらくしてから2人は眠りについた。

二人とも満足し切ったような顔をしていたのだった。



○○○○○○


行為に関しては筆がよく進むのは何でだろう?

経験は豊富ではないのは、いずれボロが出るでしょうけど。

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