幸せでいてね
やっぱり大好きな人には幸せにいて欲しいものです。
仕事に疲れて帰ってきた日、少し遠くまで買い物に出かけた日、どうにも悲しいことがあった日なんかは、お家で推しの配信アーカイブを見て、ああ、やっぱりかわいいなあ、面白いなあ、好きだなあ、としみじみ思いながら、畳んだ服が山積みになったソファの上で、はたまた今朝起きたまま放置していたベッドの上で、小さな画面を覗き込みます。幸せになってほしいなあと思います。頑張っている人はそれだけで幸せになるべきなのですから、苦労はあってもそれ以上に幸せになってほしいのです。
たとえ酷いアンチがいたとしても、罵詈雑言を浴びせられたとしても、画面の外には幸せを願っているオタクが少なくとも一人はいるのだと、忘れないでほしい。存外味方はたくさんいるものです。その努力を見ている人は必ずいるのです。
私たちのようなオタクは、あなたから日々幸せを分けてもらっているのだから、そのせめてものお返しにグッズを買い、メンシに入り、動画を再生しています。それさえ幸せを分けてもらう行為に他ならないのだから、かないませんね。
やっぱり好きだなあ。どんなに辛くても推しがいるから、耐えて生きようと思えるのです。それってとってもすごいこと。
もし推しがこの先いなくなってしまったとしても、推しからもらった生きる気力は私の小さな胸の中で燃え続けるのです。そうして私は推しがいたからこそ、その温かな炎をひとに、分け与えることができるのですね。
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