ハッシュタグ 小説を書く上で気をつけていること2019年版

以下、2019年に書いた記事を再掲します。(元記事は非表示)

そのうち2023年版でも書いてみようかと思います。


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Twitterでタグが流れてきたので、いいねの数だけ回答しました。

#小説を書く上で気をつけていることをいいねの数だけ話す見た人もやる

以下回答です。


<目次>

 1、媒体での見やすさ

 2、内容の整合性

 3、視覚情報




1、媒体での見やすさ


縦書きの調子で横書き媒体向けに変換すると、死ぬほど見づらくなります。例:公募落ち→WEB供養

縦書きでは視覚効果のある、字下げや一行分の段落が、横書きではほとんど効果がありません。そのため、文字の塊になって視認性がとてつもなく悪くなります。紙・WEB共通です。


特にWEBでは紙より読みづらかったり、端末がPCスマホ混在だったり、と視認性に気を遣うことが多いです。レイアウトをコントロール出来ないので複数改行や、行頭に記号をつける等で視認性を得るしかなくなり、文章が文芸の場合、雰囲気やリズム等、相当量の情報が犠牲になることもあります。


文芸作品で失われるものは、縦書き→横書きでも膨大なものがあり、最初から横書きで制作する際に別の方法で表現するよう工夫していますが、後に電子書籍(縦書き)にする場合は、WEBでの最適化は無視するケースもあります。




2、内容の整合性


これは自戒なのですが、設定を忘れるもあるものの、一番大事にしているのが、登場人物の感情の流れが不自然にならない、ということです。個人的な経験で、感情のフローがデタラメになった途端プレイをやめたゲームがあり、この点は特に注意するようにしています。


また、感情の流れとともに、ストーリーが破綻しないようにも注意しています。エンタメ作品を鑑賞する際、ストーリーが迷子・オチの存在がなかったり意味不明だと評価がダダ下がります。というわけで、勢いより整合性を重視派です。




3、視覚情報


文章内で建物や人物の配置などを描写・説明する際、ありえない配置にならないよう、実際に脳内で映像を作って配置を考えることがあります。なかば2の整合性にも含まれるかもしれませんが、特にこの視覚情報を考える時、脳のカロリー消費がとんでもないです。でもやった方がいいです。




以上、何か参考になれば幸いです。ありがとうございました。

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