幼馴染は彼氏と別れたらしい。それから俺に話しかけて来るようになったのだが、

激 辛

第1話

「どうして、こんなことも出来ないの!」


「いや、それは」


その日は俺の家に上がり込んで来た幼馴染が、俺を叱りつけて居る。


理由は、俺が本を片付けて無かったからのようで、幼馴染の怒りは頂点になった。


「俺は、昨日急にバイトに呼ばれて」


「言い訳しない!!」


「いや、でも」


「早く、しなさい!!」


ーーーー


俺は本を片付ける。


なんで、こんなに言われるのだろうか。


そもそもこの本達、妹が片付けてし忘れていただけなんだけど


前では、ここまで怒鳴ったりすることは無かったのに、


俺は横でベットに座りながら本を読んでる幼馴染を見て、思い出す。


ーーーー


過去編


「私、優ともっと一緒にいたいな」


「俺も、春と居たい」


ーーーー


「もう、高校生だね。」


「そうだね。」


「同じ高校になれて良かったよね」


「そうだね」



ーーー


「えぇ、好きな人が出来た??」


「そう、だからごめんね。これからは話しかけないようにして欲しいんだ」


「・・・そうなんだ」


ーーーー


「えっ、急にどうしたの?」


「慰めて」


「??いや、あの彼氏いるのにこれは」


「慰めて!!別れたの!!」


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