今にして思えば 伯母上特製の牡丹餅(おはぎ)の大きさは愛の大きさ

(2023-09-10)




お彼岸が近くなる度に思い出します。



大人の握り拳くらいは優にある、

「牡丹餅」という表記がふさわしい、本当に大きな「おはぎ」でした。


子供なら普通に、

いえ、…当時既に成人女性で、しかも割合に大食らいだった、

「伯母上」の実の妹である、うちの母

(キャリアは相当長めの「職業婦人」で、

「しっかり食べとかないと、まともに働けないんだからね!」と、よく…)

をして、

「正直、少々持て余す」と言わしめるくらいの、

「ジャンボサイズおはぎ」だったのです。


本当に、…今思えば、非常に贅沢なお話です。



少し前に伯母と電話で話したところ

「あれはもう、体力的に作れない…」とのこと。


なので、こちらの「伯母上の『牡丹餅』」も、

既に、追憶の中にしか存在しない味覚になってしまいました。

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