第12話 ツンデレ
「やれやれ・・・(笑)」
私の名前は「ツン」。
私の名前は「デレ」。
二人、合わせてぇ~。
【ツンデレ姉妹!】
ドンドン。
パフパフ~。
はい!
今宵も酔っぱらっています。(笑)
即興で御贈りする。
私のエッセイ。
果たして。
どうなることやら。
やれやれ・・・。(笑)
※※※※※※※※※※※※※※※
第1話 やっちゃった!
「ねぇ、ツンちゃん・・・」
「何や、デレちゃん・・・」
何も字数を合わさなくても、いいのに。(笑)
「あんた、ツンデレて、知っとる?」
デレちゃんが、おずおずと聞きます。
現役JKで。
ツインテールの眼鏡っ子。
でも。
レンズの奥には大きな瞳が輝いています。
お好きな男子には。
堪らない、萌える女子です。
「あ、当たり前や、ないのぉ・・・」
ショートカットの髪をかき上げて、ツンちゃんが答えます。
細いけど、切れ長の瞳。
長い睫毛が揺れて、オジサン的にはドストライク(笑)。
「ラブコメの王道でしょう?」
ツンちゃんの答えにデレちゃんが意外そうな顔をしています。
「ピンポーン・・・だけど」
ツインテールの右の方をいじりながら、左はどうしようかなと、思っています。
「ツンちゃん、関心なさそうだから・・・」
上目遣いに頬を染める仕草が可愛い。
「な、何、言うとんのぉ?」
ツンちゃんの声が大きくなります。
「好きな男の子の前で、嫌いなふりしてキツイセリフ言うって・・・」
「お、王道・・・じゃないっ!」
「そ、それは・・・・」
「そう・・・だけどぉ・・・」
ここは。
女子高のトイレの洗面コーナー。
手を洗った後に。
鏡を見ながらのおしゃべり。
いつも仲良く。
二人はトイレに行くのです。
そんな。
いつもの光景。
・・・な。
筈、だったのですけど。
「ねぇ、ツンちゃん・・・」
「何や、デレちゃん・・・」
話しが一巡します。(笑)
「わたし・・・」
「ん・・・?」
「ツンデレ、しちゃった!」
「ええっー・・・?」
続く。(笑)
※※※※※※※※※※※※※※※
第2話 何でかなぁ?
「歴史の福島先生・・・」
「ああ、あのハゲ?」
「ハゲじゃないっ!」
真っ赤になるデレちゃん。
「だって、ハゲじゃん・・・オデコが」
「ち、ちょっと・・・薄いだけだよぉ・・・」
「ハイハイ、それで・・・?」
分かっていてからかう、ツンちゃん。
「さっき・・・わざと冷たくしちゃったの」
「えっ・・・どんな?」
「先生のいつもの授業での長い説明を、無視しちゃうように目を逸らしたの」
「そんなの、生徒の全員がやってるだろぉ?」
「えっ・・・そうなの?」
「だって、本能寺の変で黒幕は家康と秀吉だとか、語り出すと長いし・・・」
「わ、私は面白いと思うけどぉ・・・」
「結論まで、長ぇんだよ、アイツは・・・」
そこまで言ったツンちゃんは、うつむくデレちゃんに気付いて声を潜めた。
「ま、まぁ・・・長い話を好きなヤツもいるだろうし」
「本当?そ、そうだよね・・・」
デレちゃんの顔が輝きます。
「だから、わたし・・・」
「思い切って・・・先生の話を聞いてないように顔を横に向けたんだよ」
「ふむふむ・・・」
親友の必死の訴えにツンちゃんは真剣に耳を傾けています。
「でも、その後で・・・」
デレちゃんが言葉を続けます。
「『家康は奥さんと息子を殺させられた恨みで、本能寺の変を秀吉と光秀と共謀したという、説があります』って、先生が言われたことが妙に納得がいって、ウンウンって、頷いたの」
デレちゃんの迫力に、ツンちゃんは黙って聞いています。
「そしたらね、そしたらねえ・・・」
ツンちゃんの手を両手で握りしめたデレちゃんが言います。
「先生、凄く、嬉しそうで・・・」
「鼻の穴を、フンガァー・・・て」
「得意そうだったのぉ・・・」
デレちゃん。
嬉しそうです。
優しい。
ツンちゃんは。
「何だかなぁ?」
と、思いつつも。
ギュッと。
デレちゃんの手を握り返すのでした。
※※※※※※※※※※※※※※※
第3話 う~ん・・・
ごめんなしゃい。
オチを思いつけません。(笑)
皆様は。
二人の会話に、どんなオチをつけますか?
さっきの第2話で終わっても良かったのですが。
あの後。
教室のドアに黒板消しを福島先生に仕掛けるとか。
ベタなシーンを考えたのですけど。
何か、良いアイデアがあれが。
コメント欄にどうぞ。
楽しい。
カクヨム。
皆様と素敵な夜を過ごせれば。
幸いです。
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