天使の餞別

雪花 涼麗

プロローグ

天使セヴィリード


それは神の使いである。


この世にたった7人しかいないとされている。


人々は天使セヴィリードを崇め、戦わせ、勝利を得る。


そのあまりの強さと破壊力から人々は我先にと味方につけようとし、味方に付けた者は他人を傷つけ、迫害し、差別する。


悪魔ガンダーシュ


それは魔王の使いである。


人々は悪魔ガンダーシュを嫌い、天使セヴィリードを利用して倒す。


悪魔ガンダーシュは人の弱みに付け入り、人を欺き、殺す。


人の力は悪魔ガンダーシュには到底太刀打ちできない。


真龍ヴェザリス


それはこの世の善悪のバランスを調整する神々の使いである。


この世にたった1人しかおらず、それは伝説として人々に受け継がれている。




この物語は1人の天使セヴィリードの話である。



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天使の餞別 雪花 涼麗 @nEzum1

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