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水の巨人に剣で斬りかかる。しかし液体の体は、何度斬っても刺しても傷つく事は無い。ただ刃が素通りしてしまうだけだ。
手こずっている君の頭を、水の巨人が鷲掴みにした。鼻にも口にも水が入り、息ができなくなる。無力なままもがき、窒息し、君の体からついにあらゆる力が抜けた。
君が絶命して倒れると、水の巨人は噴水へ戻り、また水になった。後に残されるのは、水の外で溺死した君の屍だけだ。
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