17
対面の茂みに跳び込み、森の中へ転がる。
木々に囲まれた小さな空間――そこで息を潜めていると、視線の気配は消えた。
慎重に立ち上がり、道へ戻ろうとする君。
だがこの森の中の空間へ、音も無く入ってくる人影が現れた。
薄衣を纏った、肌も露わな美しい少女である。月光を浴び、長い髪が薄っすらと輝くようでもあった。
神秘的な瞳で彼女は君を窺う。言葉は一つも発さない。
こんな時間のこんな場所にこんな格好で――おそらく人間ではないと君は直感した。エルフなのか、樹木の精ドリアードなのか。敵なのか味方なのか‥‥。
迷う君に、彼女は一歩ずつ近づいてきた。
・こちらからも近づく。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663049628719
・剣を手に身構える。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663049732676
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