黄金色芋名月をいもと愛づ

※こがねいろ いもめいげつを いもとめづ


十五夜の日。夜の散歩。

見掛けた焼き芋屋さん。


「お月様、お芋と同じ色だね」

本当だ。焼き芋の中の色が、きれいな黄金色。


そうだ、十五夜は芋名月とも言うんだっけ。


「食べようか」

「うん!」


焼き芋も、十五夜のお月様も、きれいな黄金色。


そして、君とだと、きっと、もっと美味しい。




※芋名月は、十五夜の別名です。


いも、に妹、と芋を掛けました。

いもは愛しい女性、恋人、狭義では妻、いもうとを指した表現です。


恋人、愛しい人、妹。

そんな、誰かが。


十五夜のお月様を見ながら一緒に焼き芋を楽しめる人が、います。

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