君とたつ微かに笑う二日月

※きみとたつ かすかにわらう ふつかづき


「ほら、見えた。二日月」

「本当だ。細い。でも、本当にお月様だね。笑っているみたい」


ね。少しだけれど、笑っている。

まるで、君みたいだよ。


……そう伝えたら、叱られてしまうかな。




※たつ、に、立つ、と達、を掛けております。

二日月は新月の次の日のお月様です。

糸のようにとても細く、秋には20分ほどで見えなくなってしまうそうです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る