第3話
土曜日
俺の冤罪は解けていない。
「・・・」
義妹はガン無視を決められている。
「優」
「・・・っ」
父親に話しかけられる。
事件以降から、全然話をしてなかったから、ビックリした。
「どうしたの?」
「優、引っ越しが決まった」
「えっ」
「どうしてそんな急に!!」
「お母さんと話をしたんだが、やはり優を家に置く意味がないと思ってな」
「・・・っ」
あまりにもいやな言い方。意味がないって、
「俺達は正直、娘は優秀だと思っていたが、お前はそこまではではない。」
そんなこと、今まで一度も言われたことない。
「確かに、妹は優秀だけど俺だって頑張ってたし、今までお父さんだって認めてくれたでしょ」
「そう思うとしていたが、それも事件でそう思わなくなった。」
「なんだよ、それ」
だから、それはしてないし、その言い方じゃ、元から
「だから、今日から引っ越す準備をしてくれ」
俺は言い返そうと思ったが、そんな気力も答えも出せない。
ーーー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます