父親と母親が二人で話している。

「こんなことして本当に良かったの？」

「息子の頭を冷やす為だ」

「でも、今一人にしたら」

「息子だって、もう高校生だぞ。一人暮らしくらい出来る」

「そう言う問題じゃなくて！！」

「でも、そうでもしないと反省しないだろ。あの様子は」

「そうかもだけど、」

「それに、もし仮にダメだったら、娘がいるからいい」

「あなた！！」

「俺はそれくらいの覚悟だ」

「・・・」

母はその言葉を聞くと黙ってしまった。この時、母はその覚悟を強制的に自分もしないといけないことに気がついてなかった。

ーーーー

「お父さん、ここにあった写真は」

「送ったよ」

「えっあれは大切な写真じゃん！！」

「せめてもと思ってなぁ。一緒に送った」

「・・・」

ーーー

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