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鯉のぼりに制空権を奪われて半年。
意思を持たない巨大な目に見下される日々は恐怖以外のなにものでもなかった。
風のない今日は空を奪い返す絶好のチャンスだ。
ホテルから滑走路へと向かう子供たちを最敬礼で送りだす。
記念すべき日はこどもの日と名付けられるだろう。
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