175

視線を感じて振り返る。

同じことを何度か繰り返して私は理解した。

アレがいる。

振り切ったはずの追っ手が、8光年離れたホテルまで追いかけてきたのだ。

なんという執念だろう。

聖水、ニンニク、護符、十字架。

手もとの護身具を見ながら、この惑星との相性を私は考える。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る