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12月31日、午後11時55分。
退勤を打刻してホテルを出る。
通用口から空を仰ぐと、頭上にはカウントダウンの花火が打ち上がっていた。
疲れきった私はその光景に感動を覚えることもなく、明日の起床時間のことだけを考えながら帰途につく。
労いの言葉以外、なにもいらない。
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