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伝説の建築家Jが建てたホテルは、招かれざる客と不真面目な従業員を排除する仕組みを備えていた。

客は有害、従業員は怠惰と相場は決まっている。

開業500年を迎えるころには自我のある生命体は全て駆逐され、無人となったホテルには無害な彼らだけが残されていた。

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