第13話 世界法の日/『兄弟喧嘩の有罪の証明』
「叩いてない!」
「叩いた!」
「何時何分何十秒、地球が何回まわった時?」
泣く弟を煽る兄。注意しようとしたら、夫が
「やった証拠がなく、証明できなければ無罪になるから、加害者が無実を主張するのは、ある意味正しい」
今必要なのは、法律家としての適性の有無ではなく……兄弟喧嘩の仲裁です。
◆9月13日は「世界法の日」/2023年9月13日作
#140字小説 『兄弟喧嘩の有罪の証明』
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