第7話 クリーナーの日/『掃除機で吸いたい現実』

「ケチでロボット掃除機買ってくれない」

嫁が愚痴ってた。でも……いくら障害物を回避する優秀なロボットでも、こんなに床に物が散乱していては本領発揮できないって。まずは断捨離の本をプレゼントしてやるよ。

こんな狭い部屋は手動の方が早いけどな!

俺の稼ぎが悪いのは……揺るぎない悲しい真実だ。




◆9月7日は「クリーナーの日」/2023年9月7日作

#140字小説 『掃除機で吸いたい現実』

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