第126話お母さんのために

今月、13日、母は給料日であり、老齢年金の受給日だった。

しかし、約束の2万円は返せないと言ってきた。

僕はがっかりしたが、そんなにお金が足りないのか?

30万円は手にしたはず……。

苦しいなら、しょうがない。

母は、お金が無いからスーパーの200円のちらし寿司ばっかり食べている。

土曜日は母はパートで、日曜日休みだから、母が好きなほろよいを2本と、好きな惣菜を買って酒は冷蔵庫、お惣菜はキッチンに置いてある。


母のためだ。

僕は給料日まで、後4日。余裕を持っての迎える事が出来る。

今夜のお惣菜は少し値がはったが、これで、美味しいハイボールが飲める。

年金、給料をもらっても既に金欠なのだろう。

今夜辺り、お金を貸して!と言われるかも知れない。

だが、それは給料日まで待ってもらう。

折角貯金を始めたばかりなので、出鼻を挫くような事だけはしたくない。

だが、母は助けてやりたい。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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