無視
今日は周りの人間たちに、まるで僕が居ないかのように扱われた。
目の前で手を振ったり、大きな声で歌ってみたりしたが、僕に目も合わせず反応もない。みんな僕以外の人と楽しくおしゃべりをしている。
この状況は僕にとって「既に死んだ人間が周りに立っている」ことと同じだと思ったので、僕もその死体を無視して過ごすことにしました。
最初のうちは特に気にせず過ごしていたのですが、僕以外の死体とぺちゃくちゃお喋りをしていて、とても耳障りだったので「どうせ死んでるから変わらないや」と思い、無限に弾の出るピストルで全員の頭を撃ち抜きました。
そしたら制服を着た人達が急に僕を取り囲んで、僕の頭をピストルで撃ちました。
僕は、せっかく生きた人間に会えたのに、その人間に殺されて、悲しい気持ちになりました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます