第18話
俺は春とごはんを食べに来ている。
「朝、夏と一緒に話をしてたよね」
「うん」
「私以外の女の子と話をしないで、言ったよね」
「そうだけど、実際それじゃ、生きていけないし」
「優くん、私死んでもいいの?」
「いや、俺が死ぬから社会的に、下手したら物理的に、だからこれだけは許してよ」
「死ぬ、死ぬ」
彼女はフォークを喉に刺そうとする。それをまた抑える。
「やめろってマジで」
「だって、優くんが約束守らないし、他の女の子と話すから」
「だから、それは、マジで無理があるって、俺一応話さない努力はしているだろう」
「それはそうだね」
「だから、許してくれよ。必要最低限は俺たちが幸せになる上で必要だからさぁ」
「・・・うん」
嫌々だけど、流石に納得してくれた。
必要最低限しか、そもそも他の女の子と話してないことは黙っておこう。
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