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その時は来た。


ノートパソコンの手元。


キーボードを中心とした灯り。


他に

室内には

特に明かりになるものはない。



金城きんじょう 衛人えいと

『物語』の奔流ほんりゅうに乗って

キーを叩いていた。


よどみないキーの動きは

文字をつづる。


それらの文字は集まり、

文章と成り、物語を形作かたちつくっていく。



『物語』を

文字で広げていく金城 衛人。


ときの波の中にある『物語』に

巻き込まれ、

金城 衛人は

そのうずの中心にいる。


それらを生み出していく

『役目』を任された。


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