ゴチャワールド 異世界ファンタジー 10万字以上であること。なお、長編、連作短編等小説の形式は不問といたします

鷹山トシキ

第1話 異世界戦記 〜マサと真田幸村のライフル冒険記〜

 マサ 17歳

   

 令和3年、急性虫垂炎で命を落としたマサは戦国時代にやって来た。

 1587年、統治者が信長から秀吉に変わって久しい。

 マサと真田幸村は、ある日突然、異世界へと召喚されてしまった。彼らは異世界で初めて出会った狙撃手のワルサーと協力し、異世界の危機を救うための冒険に身を投じることとなる。


 異世界では、魔物が跋扈し、人々の平和を脅かしていた。そこでマサと真田幸村は、彼らの持つライフルの力を駆使して、魔物たちと戦っていく。彼らのライフルは、異世界での戦闘において強力な武器となり、危機的な状況を切り抜けるための重要な存在として活躍する。


 一方、彼らが異世界に召喚される前、日本の現実世界では留守番電話を担当していた若者たちが、彼らの異世界への召喚に関与していたことが明らかになる。彼らはなぜ異世界へ召喚されたのか、そしてなぜマサと真田幸村の持つライフルを使って戦わなければならないのか、謎を解き明かすための旅に出る。


 旅の途中、マサたちはサービスエリアを訪れる。そこで得た情報や出会った仲間たちの力を借りながら、彼らは異世界の支配者である会津との決戦に挑む。彼らの奮闘や成長、友情や愛情が交錯する中で、マサと真田幸村は異世界を正義と勇気で守り抜くために戦い続けるのだった。


 真田幸村は永禄10年(1567年)または元亀元年(1570年)、真田昌幸(当時は武藤喜兵衛を名乗る)の次男として生まれた。母は正室の山手殿。通称は、長男の信幸が源三郎を称し、信繁は源二郎を称した。


 真田氏は信濃国小県郡の国衆で、信繁の祖父にあたる幸隆(幸綱)の頃に甲斐国の武田晴信(信玄)に帰属した。信繁の伯父・信綱は先方衆として信濃侵攻や越後国の上杉氏との抗争、西上野侵攻などにおいて活躍している。父の昌幸は幸隆の三男で、武田家の足軽大将として活躍し武田庶流の武藤氏の養子となっていたが、天正3年(1575年)の長篠の戦いにおいて長兄・信綱、次兄・昌輝が戦死したため、真田氏を継いだ。


 幸隆は上野国岩櫃城代として越後上杉領を監視する立場にあったが、昌幸も城代を引き継いだ。信繁は父に付き従い甲府(甲府市)を離れ岩櫃に移ったと考えられている。天正7年(1579年)には武田・上杉間で甲越同盟が締結され上杉方との抗争は収束するが、一方で相模の後北条氏との甲相同盟が破綻したため、上野国は引き続き緊張状態にあった。


 天正10年(1582年)3月には織田・徳川連合軍の侵攻により武田氏は滅亡し、真田氏は織田信長に恭順して上野国吾妻郡・利根郡、信濃国小県郡の所領を安堵され、信繁は関東守護として厩橋城に入城した滝川一益のもとに人質として赴く。同年6月に本能寺の変により信長が横死すると武田遺領は空白域化し、上杉氏・後北条氏・三河国の徳川家康の三者で武田遺領を巡る争いが発生する(天正壬午の乱)。滝川一益は本能寺の変によって関東を離れる際に信繁も同行させ、木曾福島城で信繁を木曾義昌に引渡した。


 真田氏は上杉氏に帰属して自立し、天正13年(1585年)には第一次上田合戦において徳川氏と戦っている。従属の際に信繁は人質として越後国に送られ、信繁には徳川方に帰属した信濃国衆である屋代氏の旧領が与えられたといい、天正13年(1585年)6月24日に屋代氏旧臣の諏訪久三宛に安堵状を発給している。慶長5年以前の信繁領は上田市西塩田の前山村で、上田領全体で千貫以上を所持していた。


 織田家臣の羽柴秀吉(豊臣秀吉)が台頭すると昌幸はこれに服属し、独立した大名として扱われる。信繁は人質として大坂に移り、のちに豊臣家臣の大谷吉継の娘、竹林院を正妻に迎えている。


 天正17年(1589年)、秀吉の命で、信幸は沼田城を後北条氏へ引き渡したが、北条氏直が裁定に逆らって名胡桃城を攻めたことで、12月に小田原征伐が号令される。翌年の遠征に際しては、昌幸・信幸は前田利家・上杉景勝らと松井田城・箕輪城攻めに、信繁・吉継は石田三成の指揮下で忍城攻めに参戦したと伝えられる。


 文禄の役においては、『大鋒院殿御事跡稿』によれば、昌幸・信幸とともに肥前名護屋城に700名の指揮を執って在陣している。『松浦古事記』によると、三ノ丸御番衆の御馬廻組の中に信繁の名がある。


 文禄3年(1594年)11月2日、従五位下左衛門佐に叙任されるとともに、豊臣姓を下賜される。この信繁の立身には、岳父の吉継とその母である東殿の意向が反映されていた。


 豊臣政権期の信繁の動向は史料が少なく、詳細はわかっていない。文禄3年の叙任も史料自体はあるものの、さらに確認するための別の史料による裏付けは困難でもある。

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