すきピと一緒!~オタクに優しいギャルがカレに好かれようと一生懸命頑張っちゃうお話~
山城京(yamasiro kei)
パート1「オタクくんと本屋デート!」
//がSE
○が演技指定
●が位置指定
「」がセリフ
【】その他
【パート1開始】
//雑踏のSE、FO後、13番~セリフ
●正面 一般的な対人距離よりやや近く
【好きな人に意識してほしくてちょっとだけ近めの距離感での会話をしている】
「あれ~オタクくんじゃん! こんなところでなにしてんのー?」
「そかそか、本を買いにきたんだ。実はあたしも一緒!」
「スプリングアーカイブの本を買いにきたんだー」
「にひひ、意外だった? 実はこの間オタクくんにおすすめされてから、ガチ目にスプアカハマっちゃっててさあ、同人誌? っていうのを買いにきたんだよね」
「昨日ガチャでお迎えできたんだけど、キャラスト見たらルカ沼にハマっちゃって」
「マジはんぱなくない? 主人公のためなら悪にでもなってやるーってとこマジ共感しちゃったよね」
「メインシナリオでも号泣しちゃったし、ほんとルカ~って感じ」
「もー速攻でキャラランクマックスにしちゃったよね」
【会話相手の話分、一拍間を空けて】
「え、ノノカシナリオでもルカ出てくるの? マ?」
「ええー! あたしノノカは持ってないよー!」
「ガチャりたいけど今月は課金しすぎてピンチだからこれ以上は厳しめー……」
●正面やや右寄り 前述までのセリフよりやや近く 吐息は入らない距離
「ねね、オタクくんのスマホで見せてよ」
「えー! いいじゃん! 見せてよー!」
【会話相手の返事のため、一拍間を空ける】
●正面やや左寄り 一般的な対人距離よりやや近く
「にひひ、やりー。約束だからね?」
「それじゃ、約束もできたことだし、本を見にいこっか」
「オタクくんはどこの本屋さん行く予定だったの? あたしはそこのイチゴブックスいこーと思ってたんだけど……」
「マ? あたしと一緒じゃん」
「じゃあさ、一緒に本探そ? 本屋さんデートみたいでいいでしょ?」
「にひひ、オタクくん顔真っ赤じゃん。じょーだんに決まってるでしょー。変に意識しないの」
「じゃ、いこっか」
//二人分の足音、次いで、階段を降りる音
●右 隣り合って歩いている距離感
「わ、イチゴブックスって地下にあるんだね。あたし初めてきたから知らなかったよ」
「見て見て! スプアカのポスター貼ってあるよ!」
「すごいなあ……あ、ルカもいる! はー……ルカマジかわいい……」
「はっ! こうしちゃいられない。写真撮らなきゃ!」
//カメラのシャッター音 2枚分
「うんっ! いい感じに撮れた」
「あ、そだ。せっかくだからポスターを背景にツーショ撮ろうよ」
「ちょーどお客さんも他にいないし、ね?」
「えー、いいじゃん! 撮ろうよー」
「あたしとオタクくん、と、友達なのにツーショ持ってないじゃん? いい機会じゃん!」
「にひひ、やりー!」
●左 ギリギリ吐息が入らない近距離
「それじゃ、画角はこんな感じかな……?」
●左 吐息が少しだけ入る近距離
「あー、オタクくん見切れちゃってる。もっとこっち寄って……うん、そう」
「はい、ピース!」
//カメラのシャッター音 1枚分
●左 一般的な対人距離
「うん、いー感じ! 後でデータ送っておくからね」
「ちゃんと大事に取っといてよー?」
「オタクくんとあたしの初めてのツーショなんだから」
「さてさて、それじゃいよいよ入店だね」
「う~なんか緊張してきた……!」
「そりゃ緊張するよっ!」
「あたしこーいうとこ入るの初めてだしっ!」
「普通の本屋と変わらないって……そうは言ってもさあ、なんかこう、あるじゃん!」
「言葉遣いとかも拙者とかにしたほーがいいのかな?」
「うぅ……カラコンもっと地味なのにしてくればよかった」
//自動ドアが開く音(雑音に聞こえないよう音量小さめ)
「うっっっわあ……!」
「すごい! 見て! スプアカのコーナーがあるよっ!」
「ひゃあー、公式が出してる本以外にもこんなに沢山あるんだ……」
「わっわっ、あっちにも本が山になってる!」
「オタクくん、あれはなんてアニメなの?」
「ラブってジュエリーマイエンジェル……どーゆーアニメ?」
【会話相手の発言分、一拍間を空ける】
「ふむふむ、よーするにまほー少女ものってことだよね?」
「なのに、主要キャラが食べられちゃったりするの?」
「………グロアニメってこと?」
「うーん……いまいちよくわかんないなあ。オタクくんは好きなの?」
「おおう、食い気味の好きいただきました」
「そんなに面白いならあたしも見てみよっかな」
「ま、今日はとりあえずスプアカの本の買わないと」
「どこにあるのかな……」
「んー……ネットだと人気だって言われてたんだけど、このコーナーにないなあ」
「なんでだろ?」
「ん、タイトル? ルカとあまトロの日々って本だよ」
「……えっ! これエッチな本だったの!?」
//自動ドアが開く音(雑音に聞こえないよう音量小さめ)
●右 一般的な対人距離
「ガッカリだなあ……まさか買えないとは」
「そいや、オタクくんってスプアカの同人誌集めてたりしないの?」
「マジ? 今度読みに行かせてよ!」
「やったね! いつ空いてる?」
「今週の土曜日かあ。それなら……って明日じゃん!」
「ほんとに行っていいの!?」
「絶対だからね!? 約束だよ?」
「じゃ、明日10時にハチ公前で待ち合わせね?」
「うん。絶対来てね?」
◯寂しそうに
「あっ、駅に着いちゃった……」
●正面 一般的な対人距離
「明日、楽しみにしてるからっ」
「気をつけてね」
//去っていく足音 一人分 FO後、142~のセリフ
●正面 一般的な対人距離よりやや近く
◯ヒロインの心の中でのひとり語りであることをイメージして
「はあああ~! マジオタクくんカッコ良すぎなんですけど~!」
「初めてのツーショ、ちょっと照れた顔してるのほんとかわいい~!」
「ちょっとはあたしのこと意識してくれてるってことかな?」
「それとも、単純に写真を撮るのが恥ずかしかったのかな?」
「ちょっとでも意識してくれてたら嬉しいなあ」
「も~ダメ! ほんとすき~」
「てかてか、明日のお家デート何着ていこう」
「オタクくんの趣味を考えるに地雷系? それともガーリーにワンピにしようかな?」
「こんなことならオタクくんに好みの服とか聞いておけばよかったー」
「こうしちゃいられない。渋谷に行ってデート用の服を買わなきゃっ」
//去っていく足音 一人分 FO後 159~セリフ
●正面 一般的な対人距離よりやや近く
◯ヒロインの心の中でのひとり語りをイメージして
「結局3着買っちゃった」
「地雷系とガーリーファッションってかわいいで系統がちょっと被ってるんだよね」
「せめせめを意識して大人っぽいのも買っちゃったけど、明日はどれを着ていこうかな……?」
「初デートになるわけだし、普段とは違う格好をするって意味だと大人っぽいのがいいのかな?」
「でも外さないのはガーリーファッションだよね」
「迷うなあ……」
「そういえば、前にオタクくん一人暮らしって言ってたな……」
「い、一応? そういうムードになったときに脱がしやすい方にしちゃおっかな」
◯次以降のセリフは実際に声に出しているイメージです
「ん? 『気になるあの人と急接近! オタク系男子はこう落とせ』?」
「ずいぶんタイムリーな本……どれどれ?」
「ふむふむ……オタク系男子は急な接近に弱い」
「ツーショを撮るときに頬を赤らめてたらチャンス!」
「マ? オタクくんめっちゃ顔を赤らめてたけど……」
「お家デートはチャンス、耳かきを口実に膝枕をしてあげよう……」
「なにこれ! 明日絶対やろう!」
「えーと、耳かきに必要な道具は、と……」
「色々あるなあ……とりあえず全部買ってお家で練習しなくちゃ」
//去っていく足音 一人分 FO後パート1終了
【パート1終了】
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