第4話アポロ月へ
「満州事変はな…。」
極秘の滑走路を後にして、黄昏貯水池方面へ歩みを向けるケンと勇二はしみじみと二人向き合って想いを打ち明ける事に躊躇いは無かった。
「新しい国を創る訳では無かったんや!」
大日本帝国の真実を憶測で語り出した勇二はいつになく饒舌だった。
「月を征服するために作られる予定やったんや!」
「えっ、なんで?月なんてアポロしか行けないよ?」
勇二の顔をマジマジと見るケン。
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